リストラされたら、まずどうしたらいいか

仕事

「リストラされたらどうしたらいいか」、そんな風にスタート地点すら分からない人は沢山います。
反射的に何とか解雇を避けようとして会社と相談してみようとするケースがありますが、もしも会社とリストラで話し合うなら冷静でなくてはならないです。

整理解雇であれば無効にできる可能性はある

そもそもリストライコール解雇だと思われがちですが、能力不足でクビを切られる普通解雇や労働者が何らかの懲戒処分を行ってクビを切られる懲戒解雇なら受け入れるしかないものの、会社側が経営上の理由から人心を削除する整理解雇であれば無効にできる可能性はあります。
しかし残念ながら「自分の判断は正しい」と思い込み、それどころから、職場を辞職させるために陰口を使って追い込むような真似をする職場は珍しくないです。
その会社が労働組合に加入しているなら連絡をし、相談する事をお勧めできますが、労働組合に加入していなかったら弁護士や労働基準監督署に足を運ぶ必要があります。
ここまでして抗う手もありではあるものの、その先を想像すれば躊躇してしまいがちです。
ある意味不当な解雇であれば無効にされるのは当然ですが、学生時代がそうであったように職場でもレッテルはつきまといます。

会社と揉めない事

この場合におけるレッテルは「リストラを言い渡されたのに、駄々をこねた」という評判で、理解がある職場ならともかく、ブラック企業のような冷ややかな職場であれば冷遇されるのは言うまでもないです。
そんな場所で働き続ければ、いつの日か心身ともに壊れてしまいます。
こうならないためにも肝要なポイントは、会社と揉めない事です。
たとえ解雇を無効にしてほしいと思っていたとしても、あくまで「何とか撤回できないか」と口に出す程度にします。
それで反応が良ければ話を進め、悪ければきっぱりと気持ちを切り替えるべきです。
実のところリストラは社会的に珍しいものではなく、大手企業であれば数千人規模の解雇者や早期退職者などを出しています。
とはいえ、誰しも「自分はリストラされない」と自信を持っているものです。
それを粉砕されてしまえばショックだし、何よりも相談できる相手が見つからないのが冷静になれないポイントだといます。

ネットには整理解雇された人の体験談を紹介しているページが多い

解雇を言い渡されていない職場の同僚や上司からすれば他人事だし、家族には不安を与えるだけです。
最悪、糾弾される可能性もあり得ます。
そうなってくると頼れるのはまずネットで、特に体験談がお勧めです。
ネットには整理解雇された人の体験談を紹介しているページが数多く、例えば10年以上働いた工場でいきなり工場長が独断で異動を命じたうえに後日「辞めてくれ」と頼んだ体験談や効率が悪化してブラックな職場となり、結局辞めた体験談などが挙げられます。
「自分だけではない」、そう知るだけでも励まされて落ち着きを取り戻せるものです。
それにこうした体験談は参考になるため、目を通しておく事を推奨します。

会社都合退職

解雇を無効にしたいならともかく、辞職するなら次に目指すのは会社都合退職です。
辞職するにあたって自己都合退職と会社都合退職の2種類に分類されますが、圧倒的に後者のほうが推奨されます。
自己都合退職は文字通り本人が退職を希望した扱いとなるもので、失業手当は3か月後である事や支給最大金額は118万円である事などが特徴です。
反対に会社都合退職は失業手当がわずか7日後に支給されたり、支給最大額が126万円だったりなど多くのメリットがあります。
しかも転職する際にも会社都合退職のほうが印象が良く、有利です。
退職の手続きなど面倒はあるものの、自分をないがしろにする職場にいるよりは転職できるかどうかチャレンジするほうが余程面白いと言えます。

まとめ

とにかく冷静になり、「自分にとって何が大切か」を見直す事が大切です。

リストラに関してわかりやすく徹底解説!

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